センター英語長文で満点を取ろう!勉強法とおすすめ参考書を解説しました

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センター英語の長文は、ちゃんと対策すれば誰でも満点が狙えます。
「センス」よりも、「戦略」なのです。
このページでは、「センター英語の長文で満点を取るための勉強法」を、おすすめ参考書・問題集と合わせて解説していきます。
Contents
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センター英語の長文は満点を狙え!
センター英語のベスト戦略は「長文満点」だ!
センター英語の長文は、決して難しくありません。
アメリカの小学4年生でも、十分に満点が取れるレベルなんです。
「そんな馬鹿な!」と思うかもしれませんが、実際に過去問を手にとって、解答の和訳を読んでみてください。
英語ではあんなに難しそうに見えていた文章でも、実際には小学生でも分かるようなレベルだということに気づくことでしょう。
いくらネイティブとはいえ、小学4年生が満点を取れるんですから、長文で使っている文法もそんなに難しいはずがありません。
そして実際に、センターレベルの英語長文に出てくる文法は、平凡で、読みやすいものばかり。
むしろセンター英語の前半に出てくる「文法問題」の方が、圧倒的に解きにくい。
長文にも出てこないような「難しい文法」を中心に出題してくるので、ネイティブでも解けないことも珍しくありません。
「センター英語は、文法満点よりも、長文満点のほうが圧倒的に簡単」
もはや受験業界の常識のひとつです。
しかもセンター英語の長文の配点は、全体の7割を占めます。
それに対して文法問題は、せいぜい1~2割程度。
配点を考慮したうえでも「センター英語長文で満点」は、極めて現実的で、極めて賢い戦略なのです。
- センター英語長文は「小学4年レベル」
- 文法満点より、長文満点の方が現実的
- 長文満点で7割到達する
センター英語長文の対策に移る前に
センター英語の対策に移るには条件があります!
とはいえ、「英語なんて勉強したことありません!」という人が、付け焼き刃のセンター英語のテクニックを習得しても、点数に結びつくはずもありません。
具体的なセンター英語長文の対策に移るには、最低でも、
- 単語帳を一冊以上覚えたか?
- 精読は完成しているか?
- 一通りの速読法を習得したか?
の3つの質問すべてに、「イエス」と答えられるレベルが必要となります。
単語帳は一冊以上覚えたか?
単語帳は、学校で配布されているものでも、自分で買ったものでも、何でも構いません。
とにかく「一冊、丸々覚えた(大学受験レベル対応の)単語帳」があるか否か、です。
単語帳の適当なページを開き、パッと目に入った英単語の意味を、パッと言える。
単語レベルはこれくらい必要です。
精読は完成しているか?
「精読の完成」とは、「どんな英文でも、時間さえかければ完璧に和訳できる」という状態を指します。
センター英語長文の対策に移るのであれば、最低でも「時間さえかければ、センター長文は全訳できる」以上のレベルが必須。
「いや、そこまでのレベルじゃないなぁ…」と思うのであれば、まずは精読をきっちりやり込みましょう。
精読の勉強法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
一通りの速読法を習得したか?
「一通りの速読法」とは、
- サイトラ(サイト・トランスレーション)
- スキミング(文章の要点を見つけ、全体の大意を掴むこと)
- スキャニング(文章の中から特定の情報を拾い上げること)
の3つを指します。
「そもそも、これらの言葉自体初めて聞いたわ!」って人は、まず「受験英語向けの速読法」をしっかりと習得しましょう。
速読の勉強法については、以下の記事で解説しています。
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センター英語長文の勉強法
長文テクニックを学んで、即実践しよう!
- 単語帳を一冊以上覚えたか?
- 精読は完成しているか?
- 一通りの速読法を習得したか?
の3つのチェック項目に「イエス」と即答できたのなら、いよいよセンター英語長文の具体的な対策へ移りましょう。
センター英語長文の勉強法は、
- センター英語のテクニックを学ぶ
- 時間配分を意識して演習しまくる
- サイトラ・音読を欠かさずに
の3つが要点となります。
センター英語長文のテクニックを学ぶ
センター英語長文には、「センター独特の傾向」があります。
「センター独特のひっかけ」と言ってもいいかもしれません。
正確に速く長文を読めたとしても、その傾向を知らなければ、思わぬ失点につながることもあるでしょう。
また最近のセンター英語は、じわじわと「長文化」しています。
ただでさえ長い長文が、さらに語数を増やしているわけです。
『英語長文の速読力アップに必要な2つの段階とは』の記事で紹介している、
- スキミング
- スキャニング
の駆使はもちろんのこと、やはり「センター独特の文章の読み方」をマスターしなければなりません。
もっとも重要な読み方は「1パラ・1アイデア」と呼ばれるものです。
「1つの段落には、必ず1つの主張が存在する」という原理に基づき、各段落から答えを見つけ出す読み方です。
「1パラ・1アイデア」の他にも、センター英語特有の解法はたくさんあります。
センター英語長文のテクニックを学ぶおすすめ参考書
こういったセンター英語長文のテクニックを習得するには、『センター試験 英語(読解)の点数が面白いほどとれる本』がオススメ。
センター英語長文のテクニックを、「こういう問題には、こういうやり方が通用するよ」という感じで、「原則」として大量に紹介してくれています。
また実際のセンター過去問を使って、それらの「原則」をどう利用するのかも実践形式で解説しています。
収録問題はすべて実際のセンター過去問なので、これ1冊でセンター英語長文対策が網羅できます。
時間配分を意識して演習しまくる
センター英語長文のテクニックを習得したら、最後の仕上げとして「時間配分」を意識します。
現行のセンター英語は80分間。
この80分間を、
- 第1問 3分
- 第2問 10分
- 第3問 12分
- 第4問 15分
- 第5問 15分
- 第6問 20分
- 見直し 5分
という配分で使えるよう、時間を正確に測って、本番を想定した演習を積みましょう。
今の段階で、第1問~第2問の得点率を気にする必要はありません。
というかほとんどの受験生にとって、センター文法の重要度は限りなく低いはずです。
勝負は第3問~第6問の長文問題。
「これらの長文問題で満点を取ること」を最優先に考えてください。
センター演習のおすすめ問題集
本番を想定した演習には、センター過去問が最適です。
教学社が出している『赤本(センター試験過去問研究)』がもっとも有名でしょう。
ただ『赤本』は、ちょっと解説が分かりにくい。
個人的には、駿台の『青本(大学入試センター試験過去問題集)』を強くオススメします。
こちらは『赤本』ほど過去問数が多くありませんが、各問題の解説がとにかく丁寧。
過去問もやはり「量より質」なので、過去問演習には『青本』がベストですね。
過去問が一通り完了したら、「実践問題集」と呼ばれる問題集を使いましょう。
過去問とは違い、各予備校が「センター試験を想定してつくった、予想問題集」になります。
実践問題集としては、河合塾の『マーク式総合問題集』がオススメ。
数ある実践問題集の中でも、センター試験の傾向・レベルにもっとも近い問題集です。
これが終わって、「もう少しレベルの高い実践問題集がやりたい」という場合は、駿台の『大学入試センター試験実戦問題集英語(筆記)』をやりましょう。
駿台の実践問題集は、実際のセンター試験と比べて、かなりレベルが高いので要注意。
必ず、
- センター過去問
- 河合塾の『マーク式総合問題集』
の後に取り組んでください。
というわけでセンター問題演習は、
- 駿台の『青本(大学入試センター試験過去問題集)』
- 河合塾の『マーク式総合問題集』
- 駿台の『大学入試センター試験実戦問題集英語(筆記)』
という順番がオススメです。
サイトラ・音読を欠かさずに
センター英語長文の演習の際には、
- サイトラ
- 音読
を必ず行うようにしましょう。
いくら「小学4年生レベルの文章」とはいえ、「80分間ですべてを読まなければならない」となると、それなりの文章量になります。
いちいち英文を戻り読みしていては、あっという間に時間切れです。
80分間で全文に目を通して、完答し、見直しも十分にするためにも「前から意味を取っていく」という読み方を徹底してください。
問題演習中に「サイトラ」、「音読」の両方を行うのは難しいので、問題演習の後に時間を取りましょう。
- 問題演習
- 採点&解説読み込む
- サイトラ
- 音読数回
最後に
それでは今回の要点をまとめておきます!
- センター英語長文は「小学4年レベル」
- 文法満点より、長文満点の方が現実的
- 長文満点で7割到達する
- 単語帳を一冊以上覚えたか?
- 精読は完成しているか?
- 一通りの速読法を習得したか?
- センター英語のテクニックを学ぶ
- 時間配分を意識して演習しまくる
- サイトラ・音読を欠かさずに
- 問題演習
- 採点&解説読み込む
- サイトラ
- 音読数回