受験数学の応用問題集は2パターンあり!チャートか基礎問題精講かを要チェックせよ

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受験数学の応用問題集は、慎重に選ばなければなりません。
特に基礎固めが終わった直後だと、ほとんどの応用問題集が「レベルが高すぎる」という状態です。
応用とはいえ、最初から「解説も理解できないレベル」の問題集に手を出しても効果はありません。
というわけでこのページでは、「受験数学の応用問題集のオススメパターン」を解説していきます。
Contents
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受験数学の教材・問題集フローチャート
最初に今回の要点のフローチャートをどうぞ!
網羅系参考書は何を使ったか
チャート系か基礎問題精講系かでパターンが変化する!
受験数学の応用問題集を選ぶときには、「基礎固めの段階で、どの網羅系参考書を使ったか」が大きなポイントとなります。
網羅系参考書には、
- 「基礎問題精講」のような薄めの網羅系参考書
- 「チャート」のような分厚い網羅系参考書
の2パターンが挙げられます。
ほとんどの人は、後者の「チャート式」や「フォーカスゴールド」といった分厚い網羅系参考書を使っています。
このような分厚い網羅系参考書をマスターしている場合は、応用問題を解くために必要な「例題パターン」を一通り習得しているといえます。
その場合は、そのまま応用問題集に移っても構いません。
中には前者の「基礎問題精講」のような、薄めの網羅系参考書を使っている人もいるでしょう。
実際このサイトでも、数学が苦手な人や時間が限られている人には、「基礎問題精講」を網羅系参考書としてオススメしています。
「基礎問題精講」は非常によくできた教材です。
基礎問題精講の1A・2Bだけで、マーク試験を20点/200点から140点/200点まで引き上げた教え子もいます。
センター試験・大学入学共通テストレベルなら、基礎問題精講だけで「例題パターン」は十分でしょう。
ただ個別試験でも数学が必要な場合は、基礎問題精講だけでは「例題パターン」が不足しています。
そのため応用問題集に取り組む前に、「例題パターン」の補充をしておかなければなりません。
基礎問題精講系のあとは必ず「1対1対応」で解法補充を!
基礎問題精講だけでは例題パターンが足りない!
基礎問題精講などの薄めの網羅系参考書を使っていたのなら、応用問題集に移る前に、『1対1対応の演習』シリーズで「例題パターン」を補充しましょう。
イメージとしては、
基礎問題精講+1対1対応の演習≧青チャート
という感じ。
基礎問題精講1冊では青チャート遠く及びません。
ですが基礎問題精講の後に1対1対応の演習をすることによって、青チャートと同じレベル、場合によっては「青チャート以上のレベル」を習得することができます。
- 個別試験で数学が必要で、
- 網羅系参考書は「基礎問題精講系」を使っていた
のであれば、基礎問題精講系のあとに必ず『1対1対応の演習』に取り組んでください。
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チャートレベルになったら応用問題集へGO!
最初の応用問題集は『入試の核心』でOK!
- チャートなどの分厚い網羅系参考書が完了した
- 基礎問題精講→1対1対応が完了した
のであれば、応用問題集へ移りましょう。
受験数学の応用問題集といえば、
- 『入試の核心』シリーズ
- 『プラチカ』シリーズ
が有名所ですが、基礎固めが終わった直後なら『入試の核心』シリーズをオススメします。
『理系数学 入試の核心 標準編』
『文系数学 入試の核心』
『入試の核心』も『プラチカ』もどちらも良い問題集ですが、『プラチカ』の方は解説がやや不親切なんです。
「不親切」といっても悪い意味ではなく、「基礎固めが終わったばかりの人にとって、解説のレベルが高い」という意味。
「プラチカでわからない問題があって、解説を読んでみたら、解説もよくわからなくて進まない」という状況になることも珍しくありません。
それに対して『入試の核心』の方は、解説がめちゃくちゃていねい。
基礎固めが終わったばかりでも、十分ひとりで読み進めていけるレベルです。
『入試の核心』が終わって「もっと応用問題が解きたい」という場合に、
へと移りましょう。
『理系数学の良問プラチカ 数学3』
『文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B』
最後に
最後に今回の要点をまとめておきます!
- 「基礎問題精講」のような薄めの網羅系参考書
- 「チャート」のような分厚い網羅系参考書
- 個別試験で数学必須&基礎問題精講を使っていたなら『1対1対応』をすること
- 基礎問題精講+1対1対応の演習≧青チャート
- 理系なら『理系数学 入試の核心 標準編』
- 文系なら『文系数学 入試の核心』