【大学受験】コスパが良い問題集の使い方!○×式のルールを徹底しよう

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時間の限られている大学受験において、問題集は「いかに効率よく回せるか」がポイントとなります。
最初から解ける問題を、100回解いたって成績は上がりません。
できる限り無駄を省き、自分の弱い部分を繰り返し復習する必要があるのです。
というわけで今回は、コスパ良く勉強できる「○×式」という問題集の使い方を解説します。
Contents
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問題集の効果を最大限発揮する「○×式」
○×式を制するものが、問題集を制する!
問題集を使うときには「○×式」を徹底しましょう。
「○×式」とは文字通り、
- 問題が解けたら「○」をつけて、
- 問題が解けなかったら「×」をつける
という方法。
もう少し詳しくいえば、
- 問題集に「直接」○△×を書き込む
- ○△×は「赤ペン」で書き込む
- 何も見ずにスラスラ解けたら「○」を書き込む
- 凡ミスがあったり、解けたけど自信がない場合は「△」を書き込む
- やり方が間違っていた・わからなかった場合は「×」を書き込む
というルールで問題集を進めていくやり方です。
問題集に「直接」、「赤ペン」で○×チェックをつけていくのがポイント。
直接赤ペンで書き込むことで、問題集を見ただけで「どの問題ができなかったのか」が瞬時にわかります。
必ずその日のうちに「○」をつける
「わからない」は絶対その日のうちに解決すること!
問題を一度解いて、○×チェックをつけて終わり…
ではありません。
○×式の勉強は、「○×をつけてから」が本番です。
一発で○がつかなかった問題、つまり
- 凡ミス・自信がない印の「△」
- 間違えていた・わからなかった印の「×」
がついた問題は、必ずその日のうちに「○」をつけるようにしてください。
その日のうちに、何も見ずにスラスラ解き直せるようにするんです。
解説を読み込むなり、先生に質問するなり、どんな手段を使っても構いません。
とにかくその日にできなかった問題は、その日のうちに解き直し、何が何でも「○」をつけるようにしましょう。
解き直し時の「○×チェック」の方法
「△」、「×」の問題を何も見ずに解けるようになったら、「△」、「×」の真横に「○」を並べて書き込みます。
もう一度解いて解けなかったら、正直にもう一個並べて「×」や「△」を書き込みます。
さらにもう一度解いて、やっと何も見ず解けるようになったら、その真横に「○」を書き込みます。
このように○×を書き込んでいき、その日触れた問題にはすべて「○」がつくまで頑張ってください。
次の日に解決しようと思っても、次の日には「何が、どのようにわからなかったのか」を忘れてしまっています。
その状態で先生に質問したとしても、ちゃんと理解できるはずがありません。
そうやって少しずつ「微妙にわからない」が積み重なり、1週間、1ヶ月、半年と経つうちに、「まったくわからない」が大量に生まれてしまうんです。
その日に触れた問題は、必ずその日のうちに「○」にするよう徹底しましょう。
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問題集は2周目からが本番
「○が2個連続並ぶ」がゴール地点です!
さて。
多くの高校生は一度「○」がつくと安心し、二度とその問題に触れなくなります。
一回解けただけで「定着した」なんて、口が裂けても言えません。言ってはいけないのです。
というわけで、
問題集は2周目からが本番。
2周目は次のルールに沿って問題を解き進めていきます。
- 「一発○」の問題は解かなくてOK
- ひとつでも「△」、「×」がついている問題を解き直す
- 1周目と同じく「○×式」を徹底する
つまり
のように、最初からすんなり解けた「一発○」の問題は、2周目以降解く必要はありません。
最初から理解できていたし、解けていた問題なので、いつでも解けるようになっているはずです。
一方、
のように、1つでも「×」や「△」がついている問題は「前科あり」です。
一度でも解けなかった、理解できなかった、自信がなかった経験があるので、「○」がついていたとしても同じように解けるとは限りませんね。
というわけで、こういう問題はもう一度解き直していきます。
2周目も「○×チェック」を徹底すること
2周目の解き直しの際も、欠かさず○×チェックを行います。
2周目でもすんなり解くことができれば、
のように「○が2個連続並ぶ」ことになります。
2周目で間違えた場合は、
のように、「○の横に再び×が並ぶ」ことになります。
こういう「再び×がついた問題」は、当然、その日のうちに「○」がつくまで解き直してください。
「一発○」or「○が2個連続で並ぶ問題」は解かなくてOK
2周目が終わった時点で、
のように「○が2個連続で並ぶ問題」と、
のように、「○が2個連続で並んでいない問題」に分類されます。
「○が2個連続で並ぶ問題」は、時間が経った2周目でも解けた問題なので、しっかりと定着した問題といえます。
一方、「○が2個連続で並んでいない問題」は、時間がたった2周目で再び解けなくなった問題です。
こちらは放っておくわけにはいかないので、もう一度時間をおいた3周目以降で、確実に解けるようになるまで繰り返さなければなりません。
というわけで3周目以降は、
- 「一発○の問題」は解かなくてOK
- 「○が2個連続で並ぶ問題」は解かなくてOK
- 上2つ以外の問題(最後に○が1個で終わっている問題)を解き直す
- 「○×式」を徹底する
のルールに沿って問題を解き進めていきます。
すべての問題で「○が2個連続で並ぶ」状態を目指す
最終的にすべての問題が下図のように、
「○が2個連続で並ぶ」状態を目指してください。
3周目、4周目と周回数を重ねるごとに、触れる問題は少しずつ減っていきます。
そして何周やっても「○が2個連続でつかない」という問題は、あなたの弱点そのものです。
○×式を徹底していくことで、「自分が弱い部分」を効率的に復習することができるのです。
ぜひとも○×式をマスターして、問題集を効果的に使っていきましょう。
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最後に
最後に今回の要点をまとめておきます!
- 問題集に「直接」○△×を書き込む
- ○△×は「赤ペン」で書き込む
- 何も見ずにスラスラ解けたら「○」を書き込む
- 凡ミスがあったり、解けたけど自信がない場合は「△」を書き込む
- やり方が間違っていた・わからなかった場合は「×」を書き込む
- 「一発○」の問題は解かなくてOK
- ひとつでも「△」、「×」がついている問題を解き直す
- 1周目と同じく「○×式」を徹底する
- 「一発○の問題」は解かなくてOK
- 「○が2個連続で並ぶ問題」は解かなくてOK
- 上2つ以外の問題(最後に○が1個で終わっている問題)を解き直す
- 「○×式」を徹底する