いくら勉強しても成績が上がらないたった1つの理由

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いくら大学受験の勉強をしていても、成績が思ったように上がらない。
というかじわじわと成績が落ちてきている。
思わず
「あれだけ勉強しているのに、なんで…」
と呟いた経験があることでしょう。
大学受験において、「いくら勉強しても成績が上がらない」理由はたった1つ。
ズバリ、「量に逃げている」ということです。
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成績が上がらないのは「量に逃げている」から
本気で合格したいんなら「質」から逃げちゃだめ!
大学受験に使える勉強時間は、思っている以上に限られています。
たとえば
- 300日後に入試本番があるとして、
- 1日平均5時間勉強するとしたら、
5時間×300日=1500時間
で、入試本番まで残された時間は1500時間。
国立大学志望なら、
- 英語
- 数学
- 国語
- 理科
- 社会
- 理科or社会
の6科目が必要だから、
1500時間÷6科目=約250時間
で、1科目あたり250時間でなんとかしなきゃならない。
250時間っていったら、丸10日間。
300日後に本番があるんだったら、それぞれの科目を丸10日間で仕上げなきゃならないわけ。
その10日間を「質より量だ!」って言って、中身スッカスカの勉強に費やしたとしても、勉強できる量なんてたかが知れてます。
大学受験に使える時間というのは、思ったより短いんです。
問題を解くことに快感を得ていませんか?
進んだページ数に満足していませんか?
手をつけた参考書の数に安心していませんか?
量をこなした人が合格するんじゃありません。
限られた時間の中で、合格点を取るような勉強をした人が合格するんです。
時間の限られている大学受験を勝ち抜くためには、徹底的に「勉強の質」を高めること。
いくら勉強しても成績が上がらない人は、「とりあえず量をこなす勉強」に逃げているんです。
- いくら勉強しても成績が上がらない人は、「とりあえず量をこなす勉強」に逃げている
- 大学受験に使える時間は思っているより少ない
- 合格するのは量をこなした人じゃなくて、合格点を取るような勉強をした人
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「とりあえず量をこなす勉強」になる3つの原因
量に逃げることはもうやめよう!
「とりあえず量をこなす勉強」になってしまうのは、
- 効率的な勉強法じゃない
- 勉強した気・わかった気になっている
- 十分な復習をしていない
の3つが主な原因です。
順番に解説していきます。
原因1:効率的な勉強法じゃない
たとえば大学受験における「英語」は、ほとんどの人にとって重要な科目。
なんとしても英語を得点源にするために、必死こいて勉強をしている人も多いことでしょう。
そこまでは賢い選択なんです。
ところが「英語を得点源にするため」に、多くの受験生が必死こいて勉強するのは「文法」です。
VintageやPowerStageなどの分厚い文法書を使って、必死に文法を暗記しようとするんです。
これは非常に効率の悪い勉強です。
英語においてもっとも重要なのは「長文」であり、長文問題を解くために必要な「文法」の数はほんの一握り。
大学受験の英語を得点源にするには、
- 基礎単語
- 基礎文法
- 精読
- 速読
- 長文問題演習
- 英作文
- 文法問題用の文法
という順序で勉強するのが最短ルート。
ですから最初から分厚い文法書(文法問題用の文法)に手を付ける時点で、非効率なルートに突入しているんです。
繰り返しますが、大学受験に使える時間はごくわずか。
その限られた時間で成績を上げるには、「効率的な勉強法」を身につけなければなりません。
大学受験における効率的な勉強法については、このブログで随時更新していきます。
公式LINEの方でブログの更新情報や、無料勉強法講座を配信しているので、勉強法を学びたい方はお気軽に友だち登録してください(*^^*)
原因2:勉強した気・わかった気になっている
「とりあえず量をこなす勉強」になる2つ目の原因は、「勉強した気・わかった気」になっていることです。
日々の勉強風景を思い出してください。
- とりあえず問題を解いて、
- わからなかったらとりあえず解説を読んで、
- 「ふーん、こういうことね」と何となく思って、
- とりあえず次の問題に進む
という単純作業になってはいませんか。
「問題を理解し、解けるようになるため」の勉強ではなく、「問題集を進めるため」の作業になってはいませんか。
「その日触れた問題を、寝る前に解け」と言われたら、100%解くことができますか。
「勉強した気・わかった気」を解消するには、「質に関する明確なクリア基準」を決めることが効果的です。
たとえば問題集を使って勉強するのであれば、
解説を読んだあとにもう一度解き直して、何も見ずに解き切れたらクリア
くらいが最低ラインでしょう。
インプット用の参考書で勉強するのであれば、
学習した単元の要点を、何も見ずにノートにまとめれたらクリア
という基準もいいですね。
ボクの教え子のひとりは、
スッと理解できないものがあれば、先生に説明できたらクリア
という基準を作っていました。
ほとんどの受験生は、「○ページ進める」という『量』の目標は当たり前のように立てていますが、「どれくらいできたらクリア」という『質』の目標は立てようともしません。
だから問題数やページ数ばかりを追いかけて、中身にこだわらないスカスカの勉強になってしまうんです。
量だけではなく、質のクリア基準を明確にすることで、周りと大きな差をつけることができるでしょう。
- 質に関する明確なクリア基準を決める
原因3:十分な復習をしていない
「とりあえず量をこなす勉強」になる3つ目の原因は、「十分な復習をしていない」ということ。
人間は忘れる生き物です。
どれだけ時間をかけて理解した内容であっても、1週間も経てば綺麗に忘れてしまうもの。
一回勉強して、完璧に記憶できる人なんて、1000人に1人いればいい方です。
それなのに多くの受験生は、復習なんて一切せずに、次から次へと新しい問題・教材に進みたがります。
復習をまったくせずに、どんどん新しい問題や教材に手をつけることは、穴の空いたバケツに水を注ぎ込むようなもの。
穴の空いたバケツに水を貯めるには、まずバケツの穴を埋めることが最優先でしょう。
だからこそ、もっとも優先すべき勉強は「復習」なのです。
一度学習した内容は、最低3回、時間をおいて復習しなければ身につきません。
まったく同じ内容を3回です。
これは「とりあえず量をこなしたい人」にとっては、精神的にツライものがあるでしょう。
なんてったって問題集が進まないから。
だけど乗り越えなければならない試練でもあります。
あなたが復習をサボって問題集を進める一方で、ライバル達はバケツの穴をコツコツ埋めていますよ。
復習の仕方について、以下の記事で詳しく解説しています▼
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最後に
最後に今回の要点をまとめておきます!
- いくら勉強しても成績が上がらない人は、「とりあえず量をこなす勉強」に逃げている
- 大学受験に使える時間は思っているより少ない
- 合格するのは量をこなした人じゃなくて、合格点を取るような勉強をした人
- 効率的な勉強法じゃない
- 勉強した気・わかった気になっている
- 十分な復習をしていない
- 質に関する明確なクリア基準を決める